雨降りの時に「違和感」が増すのはなぜ?
大雨です・・。
大阪は二日続けての大雨です。通常車で家から15分程の通勤時間なのですが、今朝は高速道路も雨のため止まっていて、下道が渋滞し、通勤に50分もかかりました。
なないろ整骨院のある、豊中市緑丘の周辺は、こないだの大阪北部地震の影響で屋根にブルーシートがかかっているいる家もまだまだ多く、雨漏りが心配です。
また、土砂災害の危険性が高まっているのでしょう。昨日から、スマートホンの緊急速報が何度も何度も鳴って、非常に怖いです。
向かいにある歯医者さんも雨漏りをしているようで、朝から、先生や看護師さん、受付さんが雑巾で水を吸っては、バケツを外に運び出しています。
近畿地方はまだまだ雨が続くようなので、こないだの地震の被害とあわせて、これ以上被害が拡大しないで欲しいです。
さてさて、今日はタイトルにあるように「なぜ、雨降りの日に古傷が痛んだり、今まで違和感がなかった場所に違和感が出たりするのか」を書きたいと思います。
低気圧には気をつけろ・・・。
臨床の現場で患者様を診ていると、
「雨が降ると昔に怪我をした足首が痛む」
「最近痛くなかったのに、首が重いし、ダルイ」
「雨降りの前後に、頭痛がする」など、雨が降る前後の「ダルさ」を訴える患者様が多いです。
皆さんも一度は感じたことがある方もいらっしゃるんではないでしょうか?
では、「なぜ雨も日にはダルさを感じる人が増える」のでしょうか?
答えを言える方は・・・・・。
『天才』です。
引っ張ってもしかたがないので、答えは・・・。
「わからない」
そう、科学的な根拠は何もなく、「わからない。解明されていない」が答えです。
世界中の専門の学者さんが研究されていると思いますが、現代の科学の力をもってしても、「わからない」のが現状です。
しかし、整骨院の臨床現場に約20年近く携わっていると、現実問題「雨の日にダルさを訴える患者様」はとても多いです。
ここからは、色々な話を聞いて、自分なりの解釈を書きたいと思います。
結果的に間違っていたらすみません。。。
ある脳外科の先生の講演会を聞く機会があったのですが、その脳外科の先生は「雨が降ると、気圧は下がり、その気圧の急激な変化によって、自律神経の働きが悪くなり、不調を訴える患者様が増えるんではないか」といったお話をされていた時に、自分の中で、気圧の急激な変化が自律神経の働きを悪くするということが正しい前提としてある場合に、雨の日の身体の不調は気圧の急激な変化で説明できるなと思いました。
なぜ気圧の変化の変化で、不調が出るのか・・・。
まず、雨が降ると、気圧は下がり、低気圧になります。
その気圧の急激な変化で自律神経の働きが悪くなるという、脳外科の先生の前提が正しいとすると、身体に出てくる、不調のメカニズムが説明できます。
自律神経とは、交感神経と副交感神経のバランスよく調節し、自分の意志とは関係なく、行っています。
交感神経の働きというのは、簡単に言うと人を興奮状態にし、副交感神経の働きは、リラックスさせるといものです。
人は交感神経と副交感神経が交互に働き、お互いに作用しながら、普通の状態を保っています。
低気圧状態の時は、人間は副交感神経が交感神経に対し、優位に働き続け、興奮状態の交感神経優位の状態より、副交感神経優位の方が、違和感を感じやすくなります。
人は興奮状態の時はあまり違和感を感じません。
何年前か忘れたのですが、東名高速をバイクが走っていて、中央分離帯に足をぶつけて切断しても痛みを感じずにそのまま走り続けたといった事故がありましたが、この時のバイクの運転手さんは交感神経優位の違和感を感じにくい状態だったと推測されます。
足が切断という考えただけでも痛い事故のはずなのに、当の本人は違和感を感じず、後続の仲間が足を拾ってきて、初めて足を切断したという事に気が付いたといいます。
こんな事例があるほど、交感神経優位の状態では、人間は違和感を感じることが「鈍く」なるということが解るのではないでしょうか。
それに対し、副交感神経が優位に働いている場合というのは、簡単に言ってしまえば、リラックスして、「ボーっとしてる」「寝ている」というような状態であると思って下さい。
ボーっとしている時に不意に予想もしていないのに、軽くでも突然ビンタをされたとしましょう。
身構えている状態の時にされるビンタと、ボーっとしている時に突然受けるビンタ、同じ力でやられたとしてら、どっちが痛いかわかりますか?
もちろん人の違和感の受け取り方というのは、人それぞれなのですが、どちらが痛いか考えてみてください。
同じようなことを一度くらい、経験されている方も多いのではないでしょうか?
どう考えても、後者のボーっとしている時に突然されるビンタの方が痛いですよね。
このように、副交感神経が優位に働いている時は、違和感に敏感になります。
では、「なぜ、違和感を感じていなかった場所が痛むのか?」
違和感がなかったのに出現・・・。
先程のまでで書いたように、副交感神経が優位に働いている時というのは、「違和感に敏感になる」と書きました。
では、「なぜ痛くないところに違和感が出るのか?」
この答えは・・・。
だいぶ文章が長くなってしまったので、今回はこれまでにして、次回のブログで書きたいと思います。
来週中には、記事を上げるのでなぜなのかを考えていて下さい。
ヒントは・・・。
「骨盤の歪み」
「副交感神経」
「人のいい加減な感覚」です。
ではでは、また来週に。
お身体のことでお悩みがあれば、豊中市緑丘のなないろ整骨院までご連絡を。

なないろ整骨院 院長 濱井 康憲

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